オリジナル商品

MGLの試作風景をちょこっとだけ紹介!

「MGLすごく美味しいし、原価とか考えると仕方ないとは思うんだけどちょっと高いよねぇ……」 。そういうご意見をいただくこともあります。でもですね。正直カッツカツでやってるんですよ。とくに製造工程の手間はなかなかのものだと自負しております。まだテスト段階の写真なので、実際の商品とは違う部分もありますが、チラッとMGL(鶏と舞茸のシェリー煮込み)の試作風景をご紹介させてください。

材料はこちら。これで約6食分のシェリー煮込みができる。シェリーの多さに注目!
こちらは一度炊いてからアルファ化した五穀米。
鶏と舞茸は塩と白ワインで下味を付ける。具とソースを別々に作るので具の方にしっかり塩味を。逆にソース側には塩は入れていない。これが合わさったときに絶妙な味のバランス感を生む。
鶏もも肉の皮は細かく切ってソースに入れることでコクを出す。液体のオイルだと、パッケージングした時にベタつくこともあるので、固形の脂を有効活用。
玉ねぎ、人参、ニンニク、セロリ、そして鶏もも肉の皮をじっくり炒めてソースを作っていく。
シェリーは香りを残したいので2回にわけて入れる。生クリームはクリーム感を残すために、最後に入れて仕上げる。
下味を付けた鶏もも肉と舞茸をオーブンで加熱する。
出来上がった具とソースを熱風乾燥機に1晩入れて乾燥させる。
乾燥が完了した五穀米と具、ソースをパッケージにいれていく。配分をきっちり測りながら、ピンクペッパーなどはピンセットで入れる。
最後に、乾燥剤をいれてパッケージングしたら出来上がり。

簡単に工程を見ていただきましたが、ザックリ言ってしまえば、一回調理したものを、山での携行性や調理の簡単さを実現するために、時間をかけて乾燥しているんです。つまり料理的には二度手間。材料だって妥協はありません。だから、このお値段! ということで少しは納得していただけたでしょうか……?
現在は数々の試作を繰り返して、またちょっと違った工程になっているんですが、その手間は試作当時からあまり変わっていません(むしろ増えてます……)。