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Product review

  • 放送作家 脚本家
    小山薫堂 Kundo Koyama

    美味しさというものはその背景にある人やストーリーへの感情移入が最大のポイントだと思うんですが、これは感情移入がない時点で、すでに美味しい。

    山の食事というものは、いろいろな制約がありますが、この「マウンテン グルメ ラボ」は、それを踏まえた上で、なにかの代替品ではない美味しさがあります。
    味のベクトルが多方向に及んでいるので、飽きがこないというところも、食材を豊富に持って行けない山の食事としては重要なポイントだと思います。山に登ってこれを食べたら、すごく豊かな気分になると思いますね。

  • Hyker’s Depot オーナー
    土屋智哉 Tomoyoshi Tsuchiya

    美味しい山ご飯はここ数年でかなり広がりを見せています。トレイルバーからディハイドレイトフードまで、食の専門家が「山でも美味しい食事を」「カラダに良い食事を」という観点で様々な製品を送り出すようになりました。大量生産ではなく、小規模ながらもこだわった食事づくりという点はこれからの山ご飯に欠かせないものでしょう。
    MOUNTAIN GOURMRT LAB.を試食させていただきました。 プロの料理人が試行錯誤した食事が美味しくないわけがありません。美味しいのは折り紙付き。
    それよりもわたしが一番驚いたのはメニューそのもの。まさにレストランのメニューといった食材のセレクトとその組み合わせ。山の食事ってこうだよねという先入観が見事に裏切られます。まさに山のレストラン。
    山で過ごす週末を非日常の楽しみとして心待ちにしているハイカーや登山者にとって、山での食事は自分へのご褒美でもあるはずです。 山での非日常を彩るレストランの味。そんなご褒美にふさわしい山ご飯がまたひとつ増えたことは喜ばしいことに違いありません。

  • ピークス 編集長
    宮上晃一 Koichi Miyagami

    テント泊登山だけでなく、フィールドで寝食がともなうときでも“食べる”という行為にこだわりたい僕は、夏でも冷凍した食材をしっかり保冷するなどして持ち運ぶ生食材派。せっかく時間つくって自然のなかで遊んでいるのに、仲間とゆっくりカップを交わし会える時間に食べるのがフリーズドライでは、あまりにも味気ない。
    だけど今回「鶏と舞茸のシェリー煮込み(リゾット仕立て)」食べてみて、少し考え方が変わりました。 口に含んだ瞬間鼻に抜けるシェリーの香りとほどよい酸味(これもシェリーか?)、あとに続くバターのコクや舞茸の食感と滋味深さ、さらに鶏肉の旨味とたまに現れるスパイシーなピンクペッパーなど、次々と味の要素が追いかけてきて絡まり合う。しっかりと粒感があるリゾットだから、噛むたびにそれらの味が再生されるのにやみつきになり、あっという間に食べてしまった……。これなら十分食事を堪能できる。でも、欲を言えば次は白ワインを飲んだあと(もちろんおつまみも)のシメに食べたい!

  • ランドネ 編集長
    安仁屋円香 Madoka Aniya

    何時間もかけて作るスパイスカレー、お気に入りのカフェで食べるランチ、のような。おしゃれなだけでなく、山を歩いたあとの体が喜ぶことも想像できます。グルメな友だちに食べさせたい。だれかを山でおもてなしするごはんにも選びたくなるはずです。