MGLが激推しする
スタイリッシュな山のチョコ
山の行動食の定番と言えば、昔はチョコと決まっていたもんです。
遭難時にチョコを携行していたから助かったという事例もありますし、ひと昔前では、おばさまからチョコのお裾分けなんかもよくいただきましたね。
ただ、最近は行動食のバリエーションも増えてきています。その多様性は素晴らしいことだと思うんですが、個人的には、板チョコを割って誰かにあげる。その行為こそが愛おしい。「あ、均等に割れなかったから大きい方あげるね」なんていう好意の伝え方は、それこそ昭和的なんでしょうか。
なにやら変な方向に話が行ってしまいましたが、山でのチョコは栄養価的にもバランスが良いとされています。
そんな山チョコ事情を鑑みて、MGLがセレクトしたのが、イタリア・トスカーナ発「スタイナー」のタブレットチョコレート、いわゆる板チョコタイプです。
MGLでは7種類をセレクトしているんですが、隠し味にピンクペッパーが入っていたり、さまざまなスパイスがミックスされていたりと、それぞれ個性的な味わいです。
プロデューサーの三好は、最近の山行では常にこれを携行していて、行動食としてはもちろん、お酒のお供としても大活躍しているそう。
中でも「グリーンシリーズ」は、原料がカカオ100%(カカオとカカオニブ)で、砂糖や油脂などを使用していないため溶けにくいという山向きなチョコになっています。ちなみにカカオニブとは、カカオ豆をローストし、細かく砕いたもので、最近ではスーパーフードとしても注目されていて、サラダやヨーグルトなどにトッピングして食べる人も増えているようです。
健康・美容効果が高く、特にリグニンという不溶性食物繊維は、整腸作用があるので「山でお通じが悪くなる……」という良く聞くトラブルの解決にも一役買ってくれるかもしれません。
「ゴールドシリーズ」は元グッチのデザイナーが手がけたパッケージ、ガツンとくる強烈なビターと濃厚な香り、ひと癖ある隠し味。こんなスタイリッシュかつ美味なチョコレートを山でシェアしたら、モテ路線確定だと思っているのはワタシの勘違いでしょうか。
人気すぎてバレンタインに入荷が間に合わなかったのが悔やまれますが、今年の山シーズンのお供に、ぜひ。
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MGL セレクト 行動食アイテム一覧
Text/Takashi Sakurai
Photo/Hinano Kimoto