インタビュー

グルメ・ハイカーズ
#02 大石 学さん(モデル)

マウンテン グルメ ラボの愛用者(=グルメハイカー)を紹介していく当連載。今回登場していただくのは人気モデルの大石学さん。ファッション誌以外にも、アウトドアブランドの広告ビジュアルなどにも登場しているから、見たことがある人も多いかもしれません。学さんの山行スタイルなどについて伺ってきました。

 


 

簡単な登山歴を教えていただけますか?

 

2017年にヒマラヤ・アンナプルナのべースキャンプまで歩いたのがきっかけで山を歩く楽しさを知りました。それ以前にもバックパッカーとして世界一周したときに、エベレスト街道やパタゴニアなんかをトレッキングしたことはあったんですが、本格的に山を意識したのは、アンナプルナですね。その後、また海外の山に登りたいという願望があって、トレーニングとして日本の山にも登り始めたんですが、日本にもこんな景色があるのかという驚きがあってすごく楽しかったんです。そこから日本の山にもどんどんハマっていった感じです。

 

よく行くホームマウンテンはどこですか?

 

丹沢の塔ノ岳によく行きます。もう50回くらい登ってますね。整備が行き届いていて歩きやすいのでトレーニングにピッタリなんです。眺望も素晴らしいですしね。山頂から見える、富士山や相模湾。トレーニング目的ではあるんですが、毎回感動できる山です。最近トレイルランも始めたこともあって、1日で二往復してみたり、さらに行く頻度が上がっています。

 

登山のスタイルはどんな感じですか?

 

日帰りの山行が多いですね。それもあって軽量化という意識はそこまでないです。山にもよりますがカメラを複数台もっていくこともありますし、基本的に公共交通機関での移動なので、帰りの着替えもしっかり持って行きます。汗臭いまま混んだ電車に乗るのって気が引けるんですよね。

 

登山におけるこだわりのようなものはありますか?

 

ゴミを拾うこと、ですかね。PARKS PROJECTという活動に参加したのがきっかけなんですが、そこを通じて登山道整備を手伝ったりしています。PARKS PROJECTのモットーとして「LEAVE IT BETTER(来たときよりも、もっと良く)」というものがあって、それにすごく共感したんです。活動の時だけでなく、日常的に自分になにができるかなと考えた時に、パッと思いついたのがゴミ拾いでした。意識してみると、登山道ってけっこう昔のゴミが落ちているんですよ。それを日常的に拾うことで、山というものを大切に思う気持ちが増した気がしています。

 

いま、いちばん登りたい山はどこですか?

 

ヒマラヤはまた行きたいですね。ヒマラヤのトレッキングは生活路を歩くことも多いんです。泊まる場所も宿というよりは、人のお家にお邪魔する感じです。食事もその家の人と一緒に摂ったりしますし、近所のおばちゃんたちが集まってきてカードゲームを始めたりもする。ヒマラヤの壮大な山々と人々の日常が同居しているあの空間が、とても好きなんです。

 


 

山ではどんな食事をしていますか?

 

簡単なフリーズドライのもので済ませることが多いです。だからマウンテン グルメ ラボの登場はとても嬉しかったです。僕のように普段、料理をしない人間でも、簡単にあんなに美味しい山飯が作れるなんて嬉しい驚きでした。

 

マウンテン グルメ ラボを食べてみての率直な感想を教えてください

 

まさにレストランで食べるような味ですよね。「山は最高のレストランだ」というコピー通りで驚きました。出来上がったものをお皿に盛り付けたらそのままレストランで提供できるような内容ですよね。

 

こういう味が欲しい、ここがこうだったら、などマウンテングルメラボに要望があったら教えてください。

 

強いて言えば、量ですかね。最近よく食べるようになったので、夜ご飯としてはちょっと足りないと感じる時もあります。なので、マウンテン グルメ ラボに合うようなオリジナルの副菜が出たら嬉しいです。その副菜がお酒のアテにもなるようなものだとさらに良いですね。メインとサイドディッシュ、それにちょっと良いワインなんかを持って行ったら、テン泊のときの宴会がより豊かになりそうです。

 


 

Interview by Takashi Sakurai