
グルメ・ハイカーズ
#03山下舞弓さん(モデル/YouTuber)
マウンテン グルメ ラボの愛用者(=グルメハイカー)を紹介していく当連載。今回は初の女性ゲストとしてモデルの山下舞弓さんにご登場いただきます。「オトナ女子の山登り」という人気YouTubeも運営されていて、毎回アップを楽しみにしているファンの方も多いのではないでしょうか。
山下さんと言えば「オトナ女子の山登り」というYouTube活動もされていますが、簡単にご紹介いただけますか?
私が実際に登った山行の様子や、お気に入りのギアをご紹介させていただいているチャンネルです。企画、撮影、編集をすべてひとりでやっています。
チャンネルのポリシーなどはありますか?
自分が感動した風景をリアルに伝えたい、ということです。皆さんと一緒に共感したいという思いが強いですね。
登山遍歴はどういった感じなんでしょう?
登山を始めたのは12年前です。その頃、マラソンにハマっていて、フルマラソンの大会にも出ていました。毎日トレーニングしていたんですが、名古屋に住んでいたので夏は暑すぎてなかなか走れなくて。そんな時に友人から勧められたのが登山だったんです。そんな経緯で最初に行ったのが八ヶ岳の赤岳でした。
おお、デビューで赤岳ですか。
連れて行ってくれた友人が「フルマラソンやってるから行けるでしょう」みたいな感じで(笑)。美濃戸から入って、硫黄岳山荘に泊まりました。その後、赤岳に登って阿弥陀を経由して美濃戸に下りてきました。
初登山がいきなり泊まりの縦走だったんですね。
そう、熱出ましたもん(笑)。でも、その時に見た景色が本当に素晴らしくて。ハシゴやクサリ場もアドベンチャー感があってとっても楽しかったんです。そこから毎月のように山に行くようになって、2ヶ月後には三股から常念、蝶ヶ岳、そして三股に下りてくるという山行もしてました。
初めたてから、なかなかハードなルートに行っていたようですが、登山にハマった理由は?
見たことのない景色を見ることができたというのが大きいです。登りはすごくつらいんですが、視界が開けた瞬間に別世界が広がっていて。いままでの生活では考えられない世界が山にはあったんです。そのことにすごく感動しました。YouTubeをはじめたのも、この感動をもっと多くの人に味わってほしいという想いからです。
いまはどのくらいのペースで山に行っているんですか?
だいたい年に60日くらいです。昨年は週に4回登っている時もありました。
だいぶ行ってますね。そんな中でもホームマウンテンのような場所はあるんですか?
いま長野県の伊那市に住んでいるんですが、近所ということもあって高烏谷山に良く行きます。標高は1331mで1時間ほどで登れるんですが、けっこう急登なのでトレーニングとして行くことも多いです。家から登山口まで30分ほどなので、朝活としてもちょうど良いんです。
登山のスタイルというとどんな感じですか?
無理しない、ゆるふわ系です(笑)。
登山におけるこだわりのようなものはありますか?
登山した後にそのまま街に行けるような服装で登ること、ですかね。「あれ? 山帰りなの?」と言われるような服装で登りたいですね。ブランドで言うと「アンドワンダー」、「ロウロウマウンテン」、「okara ai nitta」、「ACUT」、「アイスブレーカー」などが好きです。
自分でギアを作る計画などはないんですか? 山下さんと言えばいつも素敵な帽子を被っているイメージがありますが。
帽子は作ってみたいんです! 山でベレー帽を被るのが好きなので、そういうものとか。
今後、行ってみたい山はあるんですか?
最近「星の旅人たち」という映画を観て、その舞台が「サンチアゴ・デ・コンポステーラ」だったんですが、そこはいつか歩いてみたいです。熊野古道を何回か歩いているので、そこと姉妹トレイルということもあって、すごく興味があります。
あのトレイルは道中でレストランに寄ったり、ワインを楽しみながら歩けるみたいなのでマウンテン グルメ ラボ的にも気になりますね。ちなみに山下さんは山ではどんな食事をしているんですか?
テン泊の時はぜったい作ります。ワインと一緒に美味しい山ご飯を食べるというのがテン泊の大きな楽しみです。この前木曽駒ヶ岳に行ったときはトマトすき焼き、シャインマスカットのカプレーゼ、マッシュポテトを使ったアボカドのポテトサラダとか、ワインに合うものを作ってみんなで楽しみました。
グルメですねぇ〜。クッカーはどんなものを使ってるんですか?
パーゴワークスのトレイルポットです。あれはすごいです。深型なのでパスタを茹でても飛びはねないですし、炒め物もしっかりできます。フッ素加工してあるので片付けが楽なこともうれしいですね。しっかり料理をしたい人にはおすすめです。でも日帰りハイクだと時間がないので、ドライフード系で済ますことも多いです。だから簡単に作れるのにすごく美味しいマウンテン グルメ ラボは大活躍ですよ。
最初にマウンテン グルメ ラボを食べてみてどうでしたか?
いままで食べたドライフードの中で一番美味しかったです! 最初、サンプルをいただいた時は家で食べてみたんですが、おもわず「なにこれ!?」って言ってしまったくらいのインパクトでした。他のドライフードって食べてる途中で飽きてしまうことが多かったんですが、マウンテン グルメ ラボの場合はそれがないですよね。たぶん味はもちろん、食感が楽しいからだと思います。
どの味が好きですか?
「香ばし海老のレモン麻婆」です。自分じゃ絶対作れない味だなあと。味も複雑で「なんだこれは!」という驚きがありますよね。山だけじゃなく、お家でも美味しい。たまにお家でワインを飲んでいてもう一品欲しいなという時に食べたりもしていますよ。
マウンテン グルメ ラボに要望などはありますか?
お湯を注ぐだけのバージョンがあったら嬉しいです。注水線がパッケージに記されていたらさらに助かります。目分量で作るとやっぱり本来の美味しさが出ませんよね。
実はいま、注ぐだけのものも開発中なんです。ただ、パッケージに線を入れるというのがなかなか難航してまして……。そしてやはり1度沸かしてからのほうが美味しいので「注ぐだけでも作れますよ」という感じにはなりそうですね。
期待してます!(笑)。メニューで言うとパスタ系ですね。「烏賊塩辛のクリームペンネ」がすごく美味しかったので、もっとバリエーションが増えたら嬉しいなと思っています。
ありがとうございます。最後に、山下さんの今後の展望などを教えていただけますか?
一昨年、温泉ソムリエの資格を取ったんです。それもあって、山だけではなくて麓のグルメと温泉を掛け合わせたようなコンテンツをどんどんアップしていきたいです。
山下さんのYouTube
「オトナ女子の山登り」
interview by Takashi Sakurai