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天上のレストラン

ここで食べたい……
天上のレストランたち #02

「最高の景色の中で、食べるものまで最高だった、もうタマラナイじゃないか!」というのが「マウンテン グルメ ラボ」が生まれたきっかけのひとつです。と言うわけで、このシリーズでは「マウンテン グルメ ラボ」を食してみて欲しい、オススメの山飯ロケーションをご紹介していきたいと思います!

 

#02 スターひしめく極上コース(双六岳〜三俣蓮華〜鷲羽岳〜雲ノ平)

 

 

日本最後の秘境と言われている雲ノ平には、さまざまなルートから行くことができますが、個人的に好みなのは新穂高ロープウェイから入って、双六岳、三俣蓮華、そして鷲羽岳を経て入るルートです。

初日の双六岳までがけっこう距離があるのですが、そこのテン場は小さな池がちょこんとあって、なんとも居心地の良い場所です。

2日目は双六岳を経由して三俣蓮華へ。ここの稜線歩きは、日本でも屈指の気持ちよさだと思います。そこから三俣山荘を経て、鷲羽岳を抜けると雲ノ平に到着。最後の秘境という名前は伊達ではなく、そこかしこで素晴らしい風景に出会うことができます。余裕があれば、ここに2泊くらいしてのんびり周辺を散策するプランニングもおすすめ。

天上のレストランがいたるところに存在する、贅沢なコース。何度通っても飽きない、そんな極上のレストランのようなエリアです。そうそう、雲ノ平から折立方面に下りて、富山に寄るのも最高です。富山湾が育んだ新鮮な海の幸で締める! こんな贅沢ができるのもギュッと凝縮された日本の地形のなせる技ですね。

双六岳の手前にある鏡平。条件が揃えば鏡のような水面に映った槍ヶ岳も。この日は残念ながら雲の中。

 

雲ノ平。その名の通り、雲に包まれることも多い場所。ここを拠点に様々な名所にアクセスできる。

 

三俣蓮華の頂上は広々としていて休憩場所としてもピッタリ。鷲羽岳を見ながらのランチはまさに天上のレストランに相応しい。

Text/Takashi Sakurai

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