オリジナル商品
山行

新商品を携えて定例登山
千葉の低山で「美味い」連発

新商品開発やイベントが重なっていて、なかなか開催できていなかったMGLの定例登山。プライベートではそれぞれ山に行ってはいるんですが、なかなか2人のタイミングが……。そんな中、三好とシェフ田嶋の予定がポコッとはまった休日に、近場の山にサクッと行こうということになり、向かった先は千葉県。御殿山と大日山という低山をピストンするルートです。


駐車場からは、しばらく里山歩きです。道中ではロウバイや梅がお出迎え。梅の木の上のほうになにやら楕円形の実があります。

「カラスウリですかね。残念ながらこれは食べられませんが、キカラスウリという種類であれば炒め物や天ぷらにすると美味しいらしいです」とシェフ田嶋が教えてくれる。

あ、ススキと思った矢先、シェフ田嶋が「あれはオギですね」と一言。同じイネ科の植物ですが、穂の形が微妙に違うのだそうです。

そのあたりから激坂が続きますが、頑張ってひと登りすると、大黒様が祀られている場所に。ここは眺望が開けていて、里山の風景が広がっています。

そこから先は穏やかな稜線歩きが続きますが、御殿山の頂上直下はしっかり登らせます。

ちなみに、巻き道もあったので、帰りは迷わずそちらをチョイスすることにして、息を弾ませつつ頂上へ到着。頂上からは東京湾越しの富士山の姿。手前には千葉のマッターホルンの異名を取る伊予ヶ岳や、鋸山も見えます。

実は、今回は新商品の撮影を兼ねての登山。ということで、要所要所で撮影スポットを見つけては、撮影にいそしんでいたんですが、予報以上に風が強くてすぐにパッケージがパタッと倒れてしまいます。

「こう撮ったらいいんじゃない?」「ちょっと枝に引っ掛けてみる?」など、みんなで意見を出し合いながら撮影。ここで活躍したアイテムが三好が持ってきていたタイベックシート。携帯型レフ板としてかなり良い仕事をしてくれました。

さて肝心の新商品ですが、まずは「TRAIL FRUITS」と名付けた、無添加&砂糖不使用のドライフルーツのシリーズ。マンゴー、パイナップル、柿というラインナップです。

マンゴーを口に入れると同時に驚きが走ります。なんというか、ドライなはずなのにフレッシュなんです。スーッと鼻に抜けていくマンゴーの爽やかさが、疲れた体に効きます。これは砂糖やシロップなどを一切使わず、素材そのものの味を引き出しているから。

「ヨーグルトに一晩漬けると食感もプルプルになるんですよ。だからテン泊の時なんかにジップロックに一緒に入れて、朝食にするのも良いかもしれません」とシェフ田嶋。


完熟マンゴー」と「ハニーパイナップル」はカンボジア産のものを使用していて、それを現地でドライフルーツに仕上げているんですが、実は日本人の方が手がけているんです。

「魚でも生き締め、神経締め、氷締めなど扱い方で味が変わりますが、ドライフルーツも同様らしいんです。熟度、温度、そしてどのくらい時間をかけて乾燥させるかで大きく味が変わってきます」と三好が説明してくれます。このドライフルーツがまさにそれで、日本人らしいきめ細かいこだわりが詰まっているからこそ、他のドライフルーツにはない奥深い味わいと爽やかさをキープできているというわけなんです。

エーゲ海産ドライ柿」はエーゲ海最高峰であるホナズ山で育まれた蜂屋柿が原料。まさに山育ちの柿。でも干し柿とはひと味違うんです。干し柿よりも甘味が抑えられているので、食べ飽きることがありません。

山で不足しがちなビタミンやミネラル補給にも役立つドライフルーツたち。行動食としてはもちろん、ディナー後のデザート的にもピッタリですし、お酒との相性も抜群です。


さて、御殿山の先からは鬼のアップダウン。もはや斜面というより、崖に近いのでは? というレベルの激闘系の階段が続きます。完全に舐めてました。標高300m程度が連なる低山なので、ひょいひょい〜っと歩けるかと思っていたんですが、短いルートの中にもしっかり要素が詰まっています。先ほど追い越していったいかにも健脚な登山者は、すでに大日山頂上から折り返してきたらしく、恐るべきスピードで駆け抜けて行きます。おそらく地元の方のトレーニング山としての人気も高いのでしょう。

そんな中、シェフ田嶋が予想外の軽い足取り。聞けば最近ソロで低山をよく歩いているらしく、その成果が出ているようです。


食いしん坊三好は、先ほどから水分補給に余念がありません。
彼が飲んでいるのは梅酢を希釈した特製ドリンク。「TRAIL DRINK」の名でシリーズ化予定の新商品で、第一弾となったのがこの「プレミアムにごり梅酢」なんです。

梅酢にはクエン酸、ポリフェノール、ミネラルが豊富に含まれていて、ほかにも体調管理が必須の登山中に嬉しい効能がたくさん詰まっています。砂糖不使用だから甘ったるさもないので、すいすい飲める口当たりも山に向いていると思います。
ちなみに三好は焼酎と割ることもあるらしく、昼はエナジードリンク的に使え、テン場での晩酌でも活躍してくれるというマルチさは、軽量化したいハイカーにもピッタリ。梅酢の効用などについては、今回コラボさせてもらった「梅ボーイズ」さんへのインタビューも、このMAGAZINEで予定していますので、そちらも乞うご期待。

最後は気持ちの良いほぼフラットな稜線歩きを楽しみ、今日の目的地である大日山に到着。さっそくランチの準備に取りかかります。

三好がサイドポケットに入れて来たのが「MARGARDEN 山cafeスタンド」。
110サイズのガス缶と組み合わせて安定させるハイキング用テーブルで、驚くほど軽いのも特徴。

そして今回ランチ用に持ってきたのが「タケノコと柑橘のグリーンカレー」。そう、大変お待たせしました! 大人気だったグリーンカレーがパワーアップして帰ってきました。ライムの代わりに「長門ゆずきち」という山口県産の柑橘を使うことで、より爽やかさがアップしていますよ。

このルートはさっと歩けば3時間。でも景色を楽しみながら、ゆっくりと昼食を楽しむのがMGLスタイル。この日も撮影含めて約6時間ほどの山歩きを堪能できました。

実は、撮影以外にもシェフ田嶋が持参した試作品も試食してきました。名付けて「MGL QUICK シリーズ(仮)」。かなり画期的なごちそうになっているので、一消費者として、リリースが待ちきれません!

 

TEXT / Takashi Sakurai
PHOTO / Hinano Kimoto

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